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2018年1月

2018年1月19日 (金)

春は名のみの~♪

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さる1月11日、100歳の伯母が生涯を閉じました。
24日に救急搬送されてから19日間、私達にはたっぷりの時間がありました。数日後に昏睡状態に入ってからも、枕元で昔話をしたり、甥姪総出で見守りをしたり、そうできたのは、毎日が危篤状態で、病院のほうでも面会時間に関係なく付き添いを許可してくれたからでした。
とにかく生命力が強い人でした。いよいよ駄目と一同が集まると、バイタルが安定してしまい、一旦解散。それを何度も繰り返しました。賑やかなのが大好きな伯母でしたので、皆が集まると元気が出てしまうようでした。特に私の母(伯母にとっては妹)がいると幸せそうにスヤスヤ眠っていて、母には伯母が危篤というのが最後まで信じられなかったようです。
最後の数日は、私達夫婦、兄夫婦が病室に泊まりました。脈が早くなり、頻脈が止まらなくなるたびに、Mくんが枕元で歌を歌ってくれました。「春は名のみの~」「みかんの花が~」「あしたはまべで~」…その歌声が心に沁みました。
伯母は1917年生まれ、ロシア革命の時代です。戦前は職業婦人として丸の内に勤め、私が子供の頃は我が家に同居して第二のお母さんをしてくれていましたが、50歳の時に一念発起、鍼灸の学校に4年間通い、鍼灸師として独立しました。この頃の生き生きとした様子も記憶しています。晩年は母と一緒に我が家の近くに住み、野菜や花を育て、のんびり気ままに過ごしました。
終生変わらず天真爛漫で、あまのじゃくで頑固で、そこもかわいらしく、独立心が強く、ほがらかで快活で、聡明でセンスがよく、人に尽くす人でした。こんなに生命力が強いのに、肺炎の治療のため1週間以上絶食して、その間に衰弱してしまったのが唯一の心残りです。食べながら治すという時代になってほしいです。
皆さまには励ましのメッセージをたくさん頂いて、本当にありがとうございました。

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